江戸期の和歌浦 感じるイベント

 ウォークは7日(土)午後2時に玉津島神社集合。奠供山(標高35㍍)に登った後、観海閣、和歌浦天満宮など約3㌔を歩きます。名所図会に色をつけ解説を加えたニュース和歌山発行『和歌浦の風景』で、解説を手がけた同市立博物館長の額田雅裕さんが、江戸時代と現代の風景を見比べながら、歴史や見どころを案内します。定員20人。
 塗り絵体験会は12日(木)午後1時半から、同市和歌浦中の純喫茶リエールで開催。『和歌浦の風景』で彩色を担当した同市の芝田浩子さんを講師に、「東照宮」「紀三井寺」など白黒の名所図会を色鉛筆で塗り分けます。芝田さんは「塗る過程で、描かれている人物の意外な表情を発見する楽しさがある。絵の中の世界へ入り込み、当時を追体験してほしい」と話します。定員10人。
 なお、4日(水)〜16日(月)にはリエールで展示会「和歌浦の風景〜江戸時代の紀州を訪ねて」を実施。江戸時代の和歌浦が生き生きと再現された『和歌浦の風景』の作品が、明治期の和風建築である店の随所に並びます