ブログ アーカイブ

2017年7月10日月曜日

イチロー、前半戦自己最低打率も指揮官の信頼厚く「打率だけで評価しない」!

イチロー、前半戦自己最低打率も指揮官の信頼厚く「打率だけで評価しない」!

イチロー選手の前半終了、14日から後半戦の入るが、前半の成績は自己ワーストの0.220で折り返した。だが、監督の信頼厚く「打率だけで評価しない」! とのことなので、決して人を裏切らない彼の性格から、監督はもとより球団・彼のファンを喜ばせてくれることを期待して応援を続けよう!



キャッチボールをするイチロー

「ジャイアンツ8-10マーリンズ」(9日、サンフランシスコ)
 マーリンズのイチロー外野手(43)は3-3の六回1死一塁から代打で出場し、左飛だった。守備には就かず、1打数無安打。打率・220(109打数24安打)で前半戦を終えた。
 球宴を前にした前半戦最後の試合。イチローは過去8打数無安打と苦にしている右腕、クエトに対し、カウント1-2と追い込まれた後の4球目、外角スライダーを打って出たが、打球は左翼手のほぼ定位置。結果を出すことはできなかった。
 前半87試合を消化してイチローの出場数は74試合。その内訳は先発12試合、代打56試合、守備と代走6試合だ。打線の核となる正外野手3人が好調だったため、出場機会は減少。打席数は自己最少だった昨季の188打席を大きく下回る116打席。打率も4、5月の不振が影響し、自己ワーストの・220でシーズンを折り返した。
 しかし、マッティングリー監督は「今季の打席は基本的に代打によるもの。1試合に1度しかチャンスがないのはどんな選手にとっても難しいものだ」と解説。6月9日以降の25試合の打率は・306(36打数11安打)と復調の気配を見せていることにも触れ、「シーズンの序盤は調子が上がらなかったが、今はバットがよく振れている。この2、3週間はかなりいい」と話した。

試合前のフィールドでキャッチボールをするイチロー(撮影・小林信行) 後半戦は14日から始まる。「イチローは自分の役割を理解し、しっかり果たしている。われわれは打率だけで選手を評価するようなことはしない。ゲームの中でどんな働きをしているか。イチローはフィールドに立てば、自分のすべきことを正しくする選手。もちろん、すべてがうまく機能するわけではないが、彼はいつでも準備できているので安心して起用している」。指揮官が厚い信頼を口にした。

熊野那智大社の「大しめ縄」の張り替え!

大しめ縄 決死の張り替え ・07月10日


大しめ縄を張り替える神職ら(那智勝浦町で)
  • 大しめ縄を張り替える神職達!)


    那智の火祭りは熊野那智大社の例大祭で正式には「扇祭」「扇会式」と呼び、毎年7月14日に執り行われます。
     
    那智の火祭りは熊野那智大社に祀られている滝の神が、年に1度滝本の飛瀧神社への里帰りを行うもので、十二体の神々を御滝の姿を表した高さ6メートルの扇神輿十二体に遷し、熊野那智大社から御滝へ渡御をするものです。
      
    那智の火祭りと呼ばれる御火行事は那智の滝の参道で行われ、十二体の扇神輿を重さ50kg以上の大松明の火で迎え清める神事です。

    7月9日に社殿を清め、那智大滝の注連縄を張り替え、11日に扇神輿12基を組み立てられ、13日は宵宮祭が行われます。

    7月14日の例大祭では、午前中に無形文化財の大和舞、田楽舞、田植舞が奉納され、午後からは扇神輿が大社から旧参道を経て滝本の飛瀧神社へ運ばれます。

    途中の「伏し拝み」という場所で扇神輿を残して全員が滝本に下がり、御滝前では宮司ら神職が祭壇前に座り、烏帽子をかぶった二臈神職が点灯した2本の松明を持って「伏し拝み」まで「使」が走ります。

    扇神輿が滝本へ向かうと、出迎えは12本の大松明に火を付けて石段を登り、扇神輿を大松明で迎え清めます。

    この事が「扇祭」が「那智の火祭り」と呼ばれるようになった所以です。

    かつては旧暦の6月14日・18日に行われ、 『紀伊続風土記』の記述によると、

    6月朔日に全ての社僧が滝本に集まり、さらに十二所権現で神役を務め、14日に12本の大扇を十二神に表し、未の刻に神扇などが滝本宮を巡って田楽を行なう。そして酉の刻に伏拝した後、神扇を立て列ねて献灯し、社僧は十二所権現に集まり、神扇が十二所権現に着くと社僧は大きな松明を持って迎え、田植の儀式や田楽が続く。18日も14日と同様の式がある。
    とされています。

    十二神を表す大扇

    田楽舞、田植舞などを奉納

    扇御輿を大松明で迎え清める

    滝本へ向かう扇御輿 


 

2017年7月1日土曜日

夢よもう一度「甲子園で優勝」阪神ドラフト1位プロの世界から母校・智弁和歌山のコーチに 中谷仁(なかたに・じん)さん

デビュー】夢はもう一度「甲子園で優勝」阪神ドラフト1位プロの世界から母校・智弁和歌山のコーチに 中谷仁(なかたに・じん)さん(38) 2017/7/1




               

 プロ野球の阪神、楽天、巨人を渡り歩いた元捕手の中谷仁さん(38)が今年、コーチとして母校の智弁和歌山高野球部で指導者の道を歩み始めた。
 プロの世界に身を置いた15年間で「一球の重み」を学んだ経験からバッテリーの強化に力を注ぐ。平成9年に夏の甲子園優勝をともに味わった同部の高嶋仁監督(71)を再び甲子園で胴上げするべく、グラウンドで後輩たちと汗を流す日々。現在の思いを聞いた。

 --コーチ就任の経緯は
 平成25年に巨人のブルペン捕手を退職したとき、いずれプロ野球のコーチや智弁和歌山高校で監督のお手伝いができればと考えていました。その勉強をするためにプロ野球OB会の野球教室で全国を回ったりしながら子供たちに3年ほど野球を教えました。昨年から今年にかけ、智弁和歌山の理事長から「高嶋監督の後任は中谷君しかいない」と声をかけてもらいました。高校3年のときと同じように高嶋先生と甲子園優勝を目指せる。こんなにやりがいのあることはないと思い、決断しました。今年1月から臨時コーチ、4月からは専属で毎日教えています。
 《春夏3度の甲子園優勝を誇る強豪・智弁和歌山だが、23年夏(3回戦敗退)から甲子園での勝利がなく、最後に出場したのは27年夏だ》
 --母校を強くしたい思いもあった
 野球部OBの方々と話す中で、智弁和歌山に一時期の勢いがないことや、甲子園にしばらく出ていないことが話題にあがることがあります。高嶋先生の年齢のことも考えると、もうひと花咲かせたいという思いが強いです。
 --元捕手として力を入れて指導していることは
 バッテリーの強化です。うちは伝統的に強力な打線は組めているんですが、最近は失点の多さが敗因の一つになっていて、高嶋先生も気にしている。プロ15年間のうち半分くらいは野村克也監督の下で捕手をやっていたので、「野村野球」で培った準備の大切さを伝えています。
 --「野村野球」とは
 野村野球とは準備野球。戦う前の準備で勝敗の7、8割は決まっていると思え、と。例えば相手打線に左打者が多いと、こういうボールは危ないから投げないようにとか、普段からブルペンで投手にこう声をかけておくとか。捕手は投手に投げてもらう部分があるので、サインを出してミットを構えることしかできない。どう投げてもらうか、練習から試合を想定して準備しておきなさいと話しています。
 --バッテリー間の意思疎通が重要だと
 捕手には「意図、根拠をサインに入れなさい」と言っています。同じスライダーでも、このスライダーで三振を取るんだというのと、何も考えずに投げるのとではまったく違う。「一球入魂」とはそういうことだと思います。バッテリーの意思疎通ができていたら、たとえ配球ミスでも最悪の結果を免れたりするものです。同じ球を投げさせるのでも狙いをしっかり共有することが大事です。
 --伝える難しさもある
 私も高校生のときにそうでしたが、一度にたくさん言われても頭に残らないので、タイミングを見て一日に1つか2つだけ伝えています。選手の足りないところに気づいて、一緒に考えながらやっています。難しいですが、部員たちと同じく日々勉強です。
 --春季近畿地区大会の県予選で優勝。成果が表れている
 決勝(和歌山商業戦)は完封勝ちで、まだまだですがバッテリーの軸はできてきました。あっという間に夏の甲子園の県大会が7月に始まります。プロ野球は毎日試合がありますが、高校野球は土日しかないので、月12試合くらいで1カ月が終わります。反省と準備で試合を迎えるとすぐ時間が過ぎてしまいます。時間が足りないですね。
 --今後の抱負は
 選手たちにはたとえ甲子園に出られなくても、その先の人生があると言っています。プロ野球で一流の結果を出す選手は、あいさつだったり、感謝の気持ちを持つことだったり、人間性も一流だったと伝えています。甲子園優勝を掲げながら、社会で認められる人間性を身につけてほしい。高嶋先生と一緒にグラウンドで泥んこになって、できることをやっていきたいと思います。

 【プロフィル】昭和54年5月、和歌山県生まれ。智弁和歌山高野球部では平成9年に主将として夏の甲子園で優勝し、同年のドラフトで阪神から1位指名を受けて入団。17年オフに楽天に移籍し、24年に巨人でプレーしたのを最後に現役引退。25年は巨人でブルペン捕手を務めた。プロ通算成績は111試合出場、4本塁打、17打点、打率1割6分2厘。26年に学生野球資格を回復。今年1月、母校のコーチに就任した。