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2016年10月8日土曜日

「九度山をもっと映して」ようやく「真田丸」登場も数週間で舞台は大坂へ 和歌山の地元で切望の声!

「九度山をもっと映して」ようやく「真田丸」登場も数週間で舞台は大坂へ 和歌山の地元で切望の声

 
 戦国武将、真田幸村が14年過ごした地としてNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台の一つとなり、注目を集めた九度山町。観光客を呼び込み、盛り上がりを見せてきたが、ドラマの舞台は早くも大坂へと移ろうとしている。ようやく“本番”を迎えたとたん、わずか数週間の放送での移動に、「もう少し九度山を映してほしい」と願う声や、「盛り上がりの後が心配」とにわかに人気を集めた町の今後を懸念する声もあがっている。
 
 「回想シーンでもいいので、これからも九度山を映してもらえるとうれしい」 同町産業振興課の担当者はこう切望する。
 同町によると、放送開始の1月から7月までに町内を訪れた観光客は約110万人。前年同期の約36万人から飛躍的に増加し、「真田丸効果」は絶大だ。
 
 同町では今春、幸村の生涯などを紹介する「九度山・真田ミュージアム」がオープン。舞台が九度山になってからは、週末の入館者数が約千人から約1700人に増えた。情報収集などのために、家臣に各地へ売りに行かせたという伝説で知られる「真田紐」も注目を集めた。真田紐の販売をする「梅下百貨店」の店主、梅下友楠さん(74)は「九度山編が終わり、盛り上がりが急に引かないか心配」と話す。
 
 一方、盛り上がりによって目立ってきた課題もある。
 週末には観光客が押し寄せ、道の駅「柿の郷くどやま」(同町入郷)などの駐車場が不足。観光客を案内する「語り部」は足りず、飲食店の数も少ない。新規出店もほとんどなく、食事をするために1時間待ちになることもあるという。一部の関係者からは「これ以上盛り上がりが続いても、お客さんが不快な気持ちで帰ってしまうかも」などと不安の声も上がっている。
 同課担当者は「名産の少ない山間部では、店舗出店などが難しい。(九度山編の)終了後の町の活性化は大きな課題」。今後、観光客がしだいに減っていくことを見据え、「減少の傾斜をいかにゆるめるかがカギ」とする。

 「九度山・真田ミュージアム」では、今後も戦国時代に関する展示が計画され、来年5月に戦前から続く恒例の「紀州九度山真田まつり」まで継ぎ目なくイベントを実施。秋以降の団体予約も決まっており、集客の継続を期待する。
 ドラマ終了後も持続可能なにぎわいづくりに向けて、同課担当者は「新たな目玉を作るのではなく、今あるモノを発展させたい。『真田効果』を、町の景観そのものや世界遺産の観光につなげていく」と話している。
 

ミュージアムについて

九度山・真田ミュージアム
関ヶ原の敗戦後、父昌幸とともに蟄居を命じられた地、九度山。

 真田昌幸、幸村、大助の真田三代の軌跡と十四年間という幸村の生涯で一番長い時間を過ごした九度山での生活をパネル展示とドラマ仕立ての映像により紹介します。
大河ドラマ展(平成28年3月13日(日)~平成29年2月28日(火))では、出演者のパネルやドラマで着用した衣装、小道具等を展示し、大河ドラマの魅力を紹介します。
 
九度山・真田ミュージアム館内イメージ

ご利用案内・場所

入場料金(一般入場券)

区分当日券
大人(高校生以上)500円
小人(小学生・中学生)250円
※障がい者手帳提示で無料(介添者1名含む)

入場料金(一般団体割引入場券)

区分当日券
大人(高校生以上)400円
小人(小学生・中学生)200円
※有料入場者15名以上の構成団体に適用する

開館時間

9:00~17:00(最終入場16:30)
電話番号:0736-54-2727
※大河ドラマ展期間中無休(平成28年3月13日(日)~平成29年2月28日(火))

場所・駐車場

和歌山県伊都郡九度山町九度山1452-4
※九度山・真田ミュージアム内に駐車場はありません。周辺の駐車場(5か所)のご利用をお願いいたします。
道の駅「柿の郷くどやま」から徒歩5分ぐらい、九度山駅からは徒歩10分ぐらいだよ。
駐車場(5か所)をご利用いただけます。
平成28年1月24日(日)からは土・日・祝・繁忙期に路線バスが運行します。

 
 
 

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