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2016年8月22日月曜日

イチローが道具を大事に扱う姿に米メディア驚愕「まるで子供に接するよう」(イチロー余話)

【米国はこう見ている】イチローが道具を大事に扱う姿に米メディア驚愕「まるで子供に接するよう」8月21日(日)


画像:【米国はこう見ている】イチローが道具を大事に扱う姿に米メディア驚愕「まるで子供に接するよう」
 
  敵地中継ではイチローがバットの位置を優しく立てかける姿をクローズアップ
 
 20日(日本時間21日)敵地パイレーツ戦で2試合ぶりに先発したマーリンズのイチロー外野手は、第2打席に右翼線二塁打を放ち、メジャー通算3008安打とした。これでアル・ケーラインを抜いて歴代単独28位となった背番号51だが、この試合で記録はもちろん、バットに対する“ある所作”がアメリカで注目を浴びた。
 2回裏のことだった。敵地ピッツバーグの中継局「Rootスポーツ」が、試合前のマーリンズのダグアウトの様子を収めたVTRを紹介した。そこにはイチローの姿が。バットの位置を調整しながら、ベンチの上に優しく立てかける様子に、敵地メディアは注目。実況チームは、日頃から「道具に対して敬意を表したい」というイチローの哲学を紹介した。
 リポーターは、背番号51の「道具に対する敬意」はバットやグラブだけにとどまらず「すべての野球道具に関してです」と説明。自らのこんな目撃談も紹介した。

遠征帰りの荷ほどきは、誰にも任せず自分の手で

「以前マーリンズのクラブハウスで、イチローが自分の遠征バッグを荷ほどきする姿を見掛けたので、『イチローは自分で荷物整理するのか』と球団スタッフに聞いてみました。だって、ユニフォーム、スパイク、パンツを、自分で(ロッカーに)かけていたんですよ。スタッフは『誰もイチローの道具には触れません。彼には全て決まった作法があり、完璧でなければいけないのです』と教えてくれました」
 メジャーでは、遠征から帰ってきた時の荷ほどきは、クラブハウスで働くスタッフに任せる場合がほとんどだ。他人には任せず、商売道具は自分で扱うイチローの徹底ぶりは、驚きに値したのだろう。MLB公式サイトの動画特集「Cut4」でも、「必見 まるで子供に接するようにバットを大事に扱うイチロー」と題して、この様子を取り上げている。
 かつて、地元メディアはイチローのバットの扱いを「まるでトロフィーを扱うよう」とレポートしていたが、野球に対する敬意に加え、道具を大事にするイチローの流儀に、米メディアも脱帽の様子だった。

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