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2016年5月28日土曜日

「和歌山」「南海」電鉄のユニーク列車 出発進行!

ユニーク列車 出発進行    /

  • 試運転する「うめ星電車」(和歌山電鉄伊太祈曽駅で)
    試運転する「うめ星電車」(和歌山電鉄伊太祈曽駅で)
◇和歌山電鉄 「うめ星」で南高梅PR
 
 和歌山電鉄と南海電鉄がそれぞれの路線でユニークな新列車の運行を始める。三毛猫駅長ニタマに会ったり、真田幸村の隠棲いんせい地を訪ねたりするのに楽しみが増えそうだ。
 和歌山電鉄は、貴志川線100周年に合わせて、6月4日から同線で「うめぼし電車」(2両編成)の運行を始める。現在、かわいらしくデザインしたたま電車、おもちゃ電車、いちご電車があるが、うめ星電車は深い赤色のモノトーンで大人びた雰囲気。県の特産品である南高梅を広くPRする目的から梅干しのイメージを重ね合わせた。
 4日午前10時半から、和歌山市の同線・伊太祈曽駅で運行開始セレモニーがあり、地元太鼓グループの演奏会やテープカットの後、同11時半から車内の内覧会を実施。午後4時33分、一番列車が和歌山駅に向けて出発する。
 電車の先頭には漢字の「梅」の字をモチーフにしたヘッドマークを取りつけ、車体のいたる所に梅の花柄もあしらい、遊び心があふれている。
 5月26日には、和歌山駅―伊太祈曽駅間の約8キロを2往復、試運転し、職員が車体に異常がないか確かめた。運転を見守った大阪府河内長野市の会社員、神田鉱大さん(29)は「渋い赤色は、沿線の田園風景の緑の中だとより映えそう」と話していた。
 
  • 真田幸村のイラストが描かれている「天空」(橋本市の南海電鉄橋本駅で)
    真田幸村のイラストが描かれている「天空」(橋本市の南海電鉄橋本駅で)

◇南海電鉄 「天空」に人気ゲームの幸村
 
 南海電鉄は27日から、高野線の橋本駅(橋本市)―極楽橋駅(高野町)間を走る特別仕様列車「天空」(4両編成)に、戦国武将・真田幸村を主人公とするテレビゲーム「戦国BASARA真田幸村伝」のキャラクターを描いて運行させる。期間は8月30日まで。
 戦国BASARAは、ゲーム会社「カプコン」(大阪市)が2005年から販売している人気シリーズ。12作目となる真田幸村伝は、幸村が織田信長や徳川家康らと戦闘を繰り広げる内容で、プレイステーション3、4のソフトとして8月25日から販売する予定。
 区間の中にある九度山町(九度山駅)は幸村が隠棲した地として知られる。この史実を踏まえ、同電鉄はカプコンとタイアップして、天空のうちの2両に、赤い陣羽織姿でやりを持つ幸村や、父の昌幸らのイラストを描いた。デザインは約1か月ごとに変更される。
 5月26日に橋本駅で報道関係者らに披露され、同電鉄運輸部の田辺稚香子主任は「テレビゲームが好きな若い人たちに乗ってほしい」、カプコンの野中大三プロデューサーは「幸村と一緒に九度山へ行くような気分を楽しんでほしい」と話していた。
 天空は、月、火、金曜日に両駅間を2往復、土、日曜日と祝日に3往復する。水、木曜日は運休。
 

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