華やか、春運ぶ3000体 商店街や観光施設などに /和歌山
毎日新聞
桃の節句(3月3日)を前に、海南市中心部の商店街や各観光施設が一斉にひな人形を飾る「紀州海南ひなめぐり」が始まり、県内外から観光客が訪れている。人形供養やひな流しで知られる淡嶋神社(和歌山市)の協力も得て145カ所に計3000体以上を飾っており、町中が春らしい華やかな雰囲気に染まっている。3月15日まで。
黒江塗による「紀州雛びな」の産地でもある海南を盛り上げようと、商店街の閑散期の2〜3月に合わせて商店主らでつくる実行委が2011年から続けている。淡嶋神社から借りた人形のほか、一般の民家で眠っている古い人形を譲り受けるなどして年々増やしてきた。
商店街の店頭では、革のバッグや眼鏡などそれぞれの商品のミニチュアで着飾ったコミカルなひな人形も。実行委の東美智委員長(60)は「町中でこんなに多くの人形が一斉に飾られるのは珍しいのではないか」と話している。【稲生陽】
以上
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