菅官房長官 自民党No.2の政治生命瞬殺するほどの力を示した!・
・内閣官房長官
・沖縄基地負担軽減担当大臣
菅 義偉(すがよしひで)・自由民主党・衆議院議員(7期)・無派閥
・昭和23年秋田県生まれ。高校卒業後上京し就職。法政大学卒。26歳の時「人生を政治にかけよう」と志を立てる。
・代議士秘書、横浜市議を経て、平成8年衆議院選挙で国政に。以後7期連続小選挙区当選。
元総務大臣、大臣当時にふるさと納税を創設・
著書「政治家の覚悟 官僚を動かせ」
「影の総理」と呼ばれるほど権勢を振るった官房長官は過去少なくない。
中曽根内閣の後藤田正晴氏や橋本内閣の梶山静六氏、あるいは小渕内閣の野中広務氏の存在が思い出される。国の政策の総合調整を担当する官房長官には情報と権限が集まり、実務と政略に長けた政治家がその任にあたればおのずと権力を握ることになる。
現在の菅義偉・官房長官がまさにそうだろう。菅氏は昨年末にかけて、たてつづけにその力を見せつけた。
まず自民党とおおさか維新との一騎打ちとなった大阪ダブル選挙(府知事選と市長選)だ。 菅氏は裏でパイプのある「おおさか維新」の支持に回り、自民党候補はいずれも大敗。選挙を指揮した自民党大阪府連幹部をして「真の勝者は菅さん」といわしめた。
次に消費税の軽減税率導入問題。菅氏は軽減税率の適用範囲をどこまで広げるかをめぐって谷垣禎一・幹事長をはじめとする「オール自民党」を相手にバトルを演じ、公明党の主張を丸呑みさせた。
谷垣氏の「抗議の辞任説」が流れると、菅氏は「辞めたければ辞めればいい」と言い放った ──与党内ではそんな“武勇伝”まで語られている。
「つい最近まで谷垣さんがポスト安倍の最右翼といわれていたが、菅さんに敗れたことで党内や霞が関の評価は致命的に下がった。もう谷垣さんの政治生命は終わったとみられている」(自民党ベテラン議員)
自民党ナンバーツーの幹事長の政治生命を“瞬殺”するほどの力を示したのだ。それでも、官房長官はあくまで総理の「影の存在」のはずだった。
だが、いまや菅氏自身、国民に向けてはっきり「表の権力者」の顔をみせ始めている。
それを象徴するのが昨年末に行なわれた安倍首相と橋下徹氏、松井一郎・大阪府知事の“忘年会会談”だろう。お膳立てしたのは同席した菅氏とされ、会談翌日には自らテレビの報道番組(12月20日)に出演して会談内容をこう明かした。
「橋下氏が、安全保障や外交について、いろんな質問をしていた。そういうことに首相が答えていた」、「橋下氏はそれ(憲法改正)を前からずっといっている」
安倍政権とおおさか維新による「憲法改正連合」という今後の重要な政権の針路が菅氏主導で決められたことを匂わせたのだ。谷垣氏や自民党大阪府連は不満を漏らしたが、菅氏の権勢の前にかき消された。
会談前日、橋下氏が市長退任会見で菅氏のことを「感謝している。とんでもない政治家ですよね」と最大限持ち上げたのも、首相官邸の真の権力者が誰なのかを敏感に察していたからではないか。「菅は明らかに官房長官としての「のり」を超えたな!」
副総理兼財務相の麻生太郎氏が漏らしたとされる言葉が官邸の主客転倒、静かな“菅クーデター”の実態を見事に言い当てている。
※週刊ポストより・
現在の菅義偉・官房長官がまさにそうだろう。菅氏は昨年末にかけて、たてつづけにその力を見せつけた。
まず自民党とおおさか維新との一騎打ちとなった大阪ダブル選挙(府知事選と市長選)だ。 菅氏は裏でパイプのある「おおさか維新」の支持に回り、自民党候補はいずれも大敗。選挙を指揮した自民党大阪府連幹部をして「真の勝者は菅さん」といわしめた。
次に消費税の軽減税率導入問題。菅氏は軽減税率の適用範囲をどこまで広げるかをめぐって谷垣禎一・幹事長をはじめとする「オール自民党」を相手にバトルを演じ、公明党の主張を丸呑みさせた。
谷垣氏の「抗議の辞任説」が流れると、菅氏は「辞めたければ辞めればいい」と言い放った ──与党内ではそんな“武勇伝”まで語られている。
「つい最近まで谷垣さんがポスト安倍の最右翼といわれていたが、菅さんに敗れたことで党内や霞が関の評価は致命的に下がった。もう谷垣さんの政治生命は終わったとみられている」(自民党ベテラン議員)
自民党ナンバーツーの幹事長の政治生命を“瞬殺”するほどの力を示したのだ。それでも、官房長官はあくまで総理の「影の存在」のはずだった。
だが、いまや菅氏自身、国民に向けてはっきり「表の権力者」の顔をみせ始めている。
それを象徴するのが昨年末に行なわれた安倍首相と橋下徹氏、松井一郎・大阪府知事の“忘年会会談”だろう。お膳立てしたのは同席した菅氏とされ、会談翌日には自らテレビの報道番組(12月20日)に出演して会談内容をこう明かした。
「橋下氏が、安全保障や外交について、いろんな質問をしていた。そういうことに首相が答えていた」、「橋下氏はそれ(憲法改正)を前からずっといっている」
安倍政権とおおさか維新による「憲法改正連合」という今後の重要な政権の針路が菅氏主導で決められたことを匂わせたのだ。谷垣氏や自民党大阪府連は不満を漏らしたが、菅氏の権勢の前にかき消された。
会談前日、橋下氏が市長退任会見で菅氏のことを「感謝している。とんでもない政治家ですよね」と最大限持ち上げたのも、首相官邸の真の権力者が誰なのかを敏感に察していたからではないか。「菅は明らかに官房長官としての「のり」を超えたな!」
副総理兼財務相の麻生太郎氏が漏らしたとされる言葉が官邸の主客転倒、静かな“菅クーデター”の実態を見事に言い当てている。
※週刊ポストより・
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最近マスコミ界で、有名コメンテーターが相次いで降板させられている。その陰にこの人の名が取りざたされている。なんといっても安倍首相の”お友達”で懐刀で、安倍首相を批判するなら、この人がちゃんと始末をつけるという。この人に引きずり下ろされた人が多いと聞く!
・菅義偉(すがよしひで)
人物・エピソード「剛柔使い分ける二刀流政治家のイメージが強い!」
- 2014年5月の産経新聞の調査によると、内閣官房長官の菅を第2次安倍内閣の閣僚中で最も評価するとの回答が最多となった。TPP交渉や普天間基地移設問題など重要な局面で、地道に調整を行う仕事ぶりが評価された。菅は記者会見で「私が毎日(記者会見を行う)午前と午後にテレビに出ているからだ」と述べた。
- 「安倍が最も信頼する側近の1人」とされ、第1次安倍内閣が閣僚の問題発言などで混乱する中、存在感を増していった[。地方分権改革推進法など19本の法案を成立させるとともに、ふるさと納税の提唱や、年金記録問題における省内委員会の設置を行うなど、閣僚のスキャンダルが続出した第1次安倍内閣にあって安定した存在感を発揮した。2012年の自由民主党総裁選挙に際しては早くから安倍擁立に動き、第2次安倍内閣では念願だった内閣官房長官に抜擢された]。
- 首相を務めた安倍・麻生の信頼を得て急速に発言力を増した人物だが、そのスピード出世には周囲の反感も多い。派閥の長であった古賀も自らの意に反する行動を続ける菅の台頭に複雑な思いを持っているとされた[。また、所属派閥を何度も変えていることから、「信用できない」(森喜朗など)との評価や、側近として活動した第1次安倍内閣・麻生内閣が短命だったことから、「菅さんがやったことは、ほとんど失敗している」との評価もある[。
- 梶山静六を政治の師匠と仰ぐ。第2次安倍内閣で内閣官房長官に就任した際、梶山の墓前にも就任を報告した。
- 2009年の総選挙で自民党が下野した頃からダイエットを敢行。4ヶ月で14キロの減量に成功し、メディアでも盛んに取り上げられたが、あまりに急に痩せたため、関係者の間では健康不安説が飛び交ったという。なお、本人は下戸であり、酒は全く飲まないが、甘いものが好物という]。
- 菅の先輩に当たる平沼赳夫が自民党に復党した際に、平沼の安保法案に関する賛同について評価した上で「自民党としてさまざまな問題の中で判断され、復党が認められたと思う」と述べた。
- 福山雅治と吹石一恵の結婚に関して、「産んで国家に貢献を」などと発言した。
交友関係
師と仰いだ梶山静六から「官僚は自分たちの考えがあり、政治家に説明するとき、必ずそれを入れてくる。おまえなんかすぐに騙される。」と言われたことから、幅広く分野の有識者と交友関係を持って情報を収集するように務めているとされる。- 総務副大臣時代に総務大臣だった竹中平蔵と頻繁に意見交換を行う。竹中が株価を上げるため年金積立金管理運用独立行政法人を利用することを提案すると、即座に菅のリーダーシップで厚生労働省の反対を押し切って有識者会議が設置された。竹中によると2020年東京オリンピック構想なども菅の主導によるものではないかと考えているという[。
- サントリーホールディングス社長のに新浪剛史と交友があり、沖縄政策のため、沖縄でのテーマパーク展開を検討していたユニバーサル・スタジオ・ジャパン運営会社社長グレン・ガンペルを、新浪から紹介された。
- 農業協同組合改革の際は、金丸恭文ヒューチャーアーキテクト会長兼社長から意見を聞いた。
- アベノミクスに関し、へッジファンド・サード・ポイント最高責任者のダニエル・ローブと面会し、意見交換を行った。
- キャロライン・ケネディー駐日アメリカ合衆国大使と毎月会食を行っている。
- 李丙琪大韓民国大統領府秘書室長とは、李が駐日大韓民国大使を務めていたときから関係を作り、大使離任後も電話で会談を行う[51]。
性格
- 平沢勝栄によると、菅は自ら表に出ることは少なく、人と話すときもあまり喋らず聞き役になるタイプであるという。高校の同級生だった元十文字町町長の小川健吉も、父・菅和三郎とは異なり、菅はあまり目立たない生徒で、自分の殻に閉じこもっているような印象を持っていたとする。また菅自身、自らを地味で真面目な性格で、特にパフォーマンスが苦手であると自認しているという。
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