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 和歌山県紀の川市の農産物直売所、JA紀の里「めっけもん広場」の来店者数が4日、オープンから13年で1千万人を突破した。約2千のJA農産物直売所で初めての記録になる。
 めっけもん広場は2000年11月に開店した。約1千平方メートルの売り場に、多い時で約千人の農家が野菜や果物などを並べ、売上高は全国のJA直売所の中で1位。昨年度の売上高は約25億6千万円にのぼる。
 出荷量や価格は農家に委ね、売れ残りを農家が引き取る仕組みで新鮮さを売りにしてきた。大阪に近く、約6割が県外客という。
 この日は午前10時に1千万人に達し、レジで精算中の客10人に和歌山産の柿や花束が贈られた。その1人、大阪府岸和田市の西村きく子さん(71)は毎月来店する常連客。「新鮮で味がよく日持ちするので、いつも1万円以上買ってしまいます」と笑顔を見せた。
 




 「めっけもん広場」の来店1千万人目で花束を受け取る人たち=4日、和歌山県紀の川市