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2013年7月27日土曜日

今日の "天声人語” にこう思う!

 
 きょう7月27日の「天声人語」を見て、考えさせられることがいくつもあり、現在の置かれた政治状況から見て、二大政党が対局する状況からほど遠く、対決せねばならない民主党がこうも政党としての弱体振りをさらけ出すばかりなので、それでいても何をやらかす、言い出すか警戒を要する安倍政権の勝ち誇った驕りから、そういう政治的局面がしばしば生じてくるのではと危惧する次第である。
 

安倍首相
中曽根元首相

 
 
中曽根元首相がいう「練達=鍛錬を重ね、腕を磨き、技を極める。入神の境地に達すること。」
とはほど遠い「若さに任せて、自分に云いたいことを云い、人の意見には聞く耳もたぬ」ような首相であって欲しくない。
二大政党的対局野党がない、「一人勝ち自民党政権」下においては、それだけ国民が政策の一つ一つによく目を開いて審判の役目を果たさないと、どこにどう流れてゆくのかその流れゆく先を見定めなくてはならない。
 
「憲法改正」「軍備増強」「消費税増税」と右へ右へと傾く「右傾化」には戦争の怖さを知らない国民が7割以上になり、国民投票に行こうにも行けない「要介護老人」ではいかんとも成しがたい。
 
「老人福祉切り捨て」は何時起こるか案じていたら案じるより生むが易と、26日早速「介護保険制度」の見直し案が報じられていた。
はたして、現在の「ウバ捨てやま」はどこへどんな姿で築かれるのだろうか?
 
 
(クリックで拡大します) 

「医療・福祉制度」見直し(案)の中身の一部
 
このたびの、自民党大勝利とねじれ解消、問題が起こった場合の連立の行方など超有名なるジャーナリスト池上彰氏に総括としてご意見をうかがいましたのを以下に書きます。

池上彰氏 公明党が憲法9条改正反対したらどうなるか予測・07月27日


 参院選特番は、ジャーナリストの池上彰氏(62才)がメーンキャスターを務める『TXN選挙SP 池上彰参院選ライブ』(テレビ東京系)が民放トップの視聴率をたたき出した。
 池上氏は、鋭い質問で政治家の本音を引き出し大好評を得た。そんな池上さんに、今回の参院選を総括してもらった。
       *                *                    *
 参院選の結果は、自民党が65議席を獲得し、圧勝しました。自公連立政権は135議席と、参議院で絶対安定多数を確保したことになります。衆議院ではすでに過半数を得ていますから、衆参両院での、ねじれが解消しました。

 

 投票率は52.61%。これは戦後3番目の低さです。事前に「自民党が勝ちそうだ」という報道がされたため、「もう勝ち負けが見えているなら、自分が投票に行っても意味がないな」と思った人が、投票に行かなかった結果、ますます組織票の強い自民党を勝たせることになった、といえるでしょう。
 

 この結果を私たちは、少し警戒しないとなりません。というのも、政権には「何かまずいことをしたら、政権を明け渡すことになるな」という緊張感が必要だからです。

 民主党が壊滅状態で、緊張感がないと、どうしても気持ちが緩み、(安倍さんの)やりたい放題になりがちです。かつて、長期政権を続けてきた自民党がそうでした。
 

 公明党はその自民党に「ブレーキをかける」といっています。例えば憲法改正など、自民党と公明党との間では温度差がありますが、はたして本当にブレーキ役が務まるでしょうか。
 

 もし本当に、公明党が安倍総理の悲願である憲法9条改正のブレーキになったら、安倍さんは、衆議院でも参議院でも、公明党を連立から外すでしょう。

 その代わり、維新やみんなの党、民主党の一部などから、憲法改正に賛成しそうな人を一本釣りし始めるはずです。狙われるのは、今の政党にいては次の選挙に勝てないと焦っている人たちです。どんな人が釣られるのか、釣られた人がどんな弁明をするのか、そのときは注目です。
いずれにせよ、タケシ風に"放っておくと大変なコトになりますよ~”に変わりはなさそうです。
 

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