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2012年4月1日日曜日

ヴィバルディー『四季』から「春」を、滝廉太郎『四季』から「花」を♪

4月に入りました。今日はエイプリルフール、そして新年度入りです。桜の開花便りが聞こえてくるなか、昨日は日本國中が強烈な風雨に見舞われ大荒れのお天気、まさに世界の日本の状況を物語っているようです。
そうは云うモノの時は刻んで4月に入り、「桜」の開花で本格的な春の到来です。そこで浮き世の憂さをしばし忘れて、花見を、そして音楽で心を弾ませましょう。そこで今日は一風変わった企画で洋の東西の「春」をテーマにした音楽を聴き、心を弾ませることにしたいと思います。

 春をテーマにした歌は洋の東西を問わずに数知れずありますが、洋ではヴィバルディー作曲「調和と幻想」のなかの『四季』から「春」、ベートーベン作曲「スプリングソナタ」、わが国では滝廉太郎の歌曲集『四季』から「春のうららの隅田川・・・」で始まる「花」がとりわけ有名です。それに新しいところでは、コブクロ「桜」、松任谷由美「春よ、来い」♪
今日は面白い試みとしてビバルディーの『四季』から「春」をクラシックとジャズ演奏で聞き比べしてみたいと思います。

・ヴィバルディー:『四季』とは《和声と創意への試み》 (Concerti a 4 e 5 "Il cimento dell'armonia e dell'inventione") 作品8の内、第1集すなわち第1曲から第4曲までの「春」「夏」「秋」「冬」に付けられた総称である。ただし、「四季」はヴィヴァルディ自身による命名ではない。
「四季」の各協奏曲はそれぞれ3つの楽章から成っている。それぞれの楽章にはソネットが付されていて、作者は不明である。このソネットゆえ、この曲は標題音楽に分類される。 ヴィヴァルディはこの「四季」で新しい旋律法やダイナミズムを追求した。
1725年に発刊され、モルツィン伯爵ヴェンツェスラウに献呈されている。
ヴイヴァルディー「四季」イ・ムジッチ
・楽器編成
独奏ヴァイオリン
第1・2ヴァイオリン
ヴィオラ
通奏低音(チェロ・コントラバス・チェンバロ)

・曲の構成
協奏曲第1番 ホ長調、RV.269「春」(La Primavera)
アレグロ ( Vivaldi Spring mvt 1 Allegro(ヘルプ / リンク)) 春がやってきた、小鳥は喜び囀りながら祝っている。小川のせせらぎ、風が優しく撫でる。春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り小鳥は素晴らしい声で歌う。鳥の声をソロヴァイオリンが高らかにそして華やかにうたいあげる。
ラルゴ ( Vivaldi Spring mvt 2 Largo(ヘルプ / リンク)) 牧草地に花は咲き乱れ、空に伸びた枝の茂った葉はガサガサ音を立てる。羊飼は眠り、忠実な猟犬は(私の)そばにいる。弦楽器の静かな旋律にソロヴァイオリンがのどかなメロディを奏でる。ヴィオラの低いCis音が吠える犬を表現している。
アレグロ(田園曲のダンス) ( Vivaldi Spring mvt 3 Allegro(ヘルプ / リンク)) 陽気なバグパイプにニンフと羊飼いが明るい春の空の下で踊る。
・ヴィバルディー・四季「春」・V 漆原朝子
http://www.youtube.com/watch?v=rbeunUDAUuI
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クラシックの作曲者のなかでも、J.S・バッハの曲はジャズ演奏者によりジャズにアレンジして即興演奏されることが多いが、ヴィバルディーも同様Jazz化される。下に掲げた岡本章生&ゲイスターズもその例の一つである。
・Spring(ヴィヴァルディ・四季より) / 岡本章生&ゲイスターズ
http://www.youtube.com/watch?v=UwuhpghKip4&feature=channel

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滝廉太郎作品集

わが国の「春」を代表する滝廉太郎『歌曲集・四季』から
「花」作詞:武島又次郎 ・作曲:滝廉太郎
http://www.youtube.com/watch?v=LWZJNh-h0Gc&feature=related


新しいところでは・・・
コブクロ:「桜」作詞・作曲:小渕健太郎 黒田俊介 歌:コブクロ
http://www.youtube.com/watch?v=09hd4kglJqI&feature=related

「春よ、来い」・松任谷由美 3.11東日本大災害 東北の復興を祈って!

http://www.youtube.com/watch?v=5YDcAj49xI0&feature=related

                                                                                                           (以上)

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