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2012年3月12日月曜日

東日本大震災・「鎮魂の祈り」「絆のともし火」・奈良東大寺他

鎮魂の祈り、絆のともし火、支えあう!


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東大寺大仏殿前であった東日本大震災1周年の追悼を捧げる人達

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平城京跡太極殿前に灯された「絆」の明かり
   昨11日は, 政府主催の「東日本大震災1周年追悼式」が午後、東京都千代田区の国立劇場であり、天皇、皇后両陛下、野田佳彦首相、各地で被災した遺族代表ら国内外の約1200人が出席した。地震発生から1年の午後2時46分に全員で黙祷(もくとう)。首相の式辞に続き、天皇陛下が「おことば」を述べられたことをわたしのブログに書いた。同時に災害後この一年「復興」に向かっての歩みが遅々として進んでいないことにも触れた。

明けて今日12日は奈良・東大寺二月堂の「修二会」のクライマックス行事通称「お水取り」が深夜に掛けて行われる。 東大寺では2012年の「修二会」を行うに当たり「東日本大震災」の犠牲者に対する鎮魂の祈りを織り込んで行う旨を表明していたが、今日夕行われる「お水取り」は特別な意味を持った行事になるだろう。
天平時代の仏教は国家仏教であり、「天下太平」・「国家安寧」・「万民豊楽」を祈願する道場として、特に東大寺は全国60箇所の国分寺の総本山としての立場にあり続けて今日に至った意味は大きい。

  ■東日本大震災1年  ◆2時46分、大鐘・鎮魂の祈りをささげる!
東日本大震災から1年を迎えた11日、奈良市の東大寺大仏殿で一周忌法要があった。地震が発生した午後2時46分には寺の大鐘も突きならされ、集まった多くの参拝者とともに震災の犠牲者を悼んだ。
午後2時半から始まった法要には、県内に避難している被災者9人も参列。北河原公敬別当が、震災で亡くなった人々を慰霊する内容の「諷誦文(ふじゅもん)」を読み上げ、読経すると、大仏殿を訪れていた参拝者らも手をあわせ、被災地の一日も早い復興を祈った。
家族3人で旅行中だった東京都新宿区の大学3年生、遠藤寛士さん(22)は「震災発生の日にあわせ、大仏を拝もうと思って来た。亡くなられた人たちのため、無心で手を合わせました」と話していた。
法要の最後には、ジャズトランペッターの近藤等則さんによる追悼演奏もあった。

◆いま一度「絆」を確かめ合おう!
    平城宮跡(奈良市佐紀町)の大極殿前広場で11日、東日本大震災の犠牲者への鎮魂や復興を祈念する「3・11復興の灯(ともしび)」があった。午後6時から約1万個のろうそくが順次点灯され、「絆」の文字が浮かびあがると集まった市民ら約800人が祈りを捧げた。
奈良市と、友好都市の宮城県多賀城市、福岡県太宰府市の3市でそれぞれ、同時に開いた。奈良市の会場は、NPO法人なら燈花会(とうかえ)の会などからなる実行委員会が主催した。
多賀城市は津波などで180人以上が亡くなり、奈良市は毛布や飲料水を送り職員や保健師を派遣した。昨年11月、多賀城市の市制40周年式典で、3市長の間で話が進み、同時開催が決まった。


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