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2010年5月10日月曜日

5月10日・ユニーク設計の「たまステーション」について!

 では、お話を始めるに当たって時計の針を昨年10月20日にタイムスリップして、進めることにいたしましょう!
来る10年7月25日完成、たま駅長の貴志駅リニューアル「たまステーション」に!

 和歌山電鐵(株)は10月20日、 紀の川市神戸の貴志川線貴志駅で同駅のリニューアル計画を発表し、 工事の安全を祈願する神事を行った。

 リニューアルは、 09年11月上旬から解体工事が始まり、 来年7月に完成予定。「世界に誇れる日本の伝統美により、 世界で唯一の駅に」 をテーマに、 屋根は、 日本伝統技術の桧皮 (ひわだ) ぶきを採用。 高野山の屋根職人に依頼した。
駅構内には、 たまミニギャラリー&ショップ (小山商店) とたまカフェが設置される。 デザインは両備グループデザイン顧問の水戸岡鋭治さんが担当した。(完成予想図イラスト)


 小嶋光信社長は、 計画について 「古いまま残すか、 新しいものにするか迷ったが、 和歌山を代表する観光名所にするため決断した」 とあいさつ。
 祝福に駆けつけた貴志川線の未来をつくる会の濱口晃夫代表 (68) は、 「愛着のある駅舎ですが、 素晴らしいデザインになってうれしいです。 完成すれば、 たまと駅舎を全国から見に来てほしいですね」 と笑顔で話していた。

 代表メッセージ
  「和歌山電鐵貴志駅リニューアルデザイン」発表 !
         和歌山電鐵株式会社 社長 小嶋光信
 お陰様で和歌山電鐵は、貴志川線の未来をつくる会をはじめとする地域のみなさんや全国のみなさん、国、和歌山県、和歌山市と紀の川市など行政や議員のみなさんのご協力と、毎日の業務やイベントに献身的に努力してくださる社員のみなさん、そしてスーパー駅長たま様(勲功爵)のお陰で、再生も極めて順調に進んでいます。昨年は既に補助金を半減するまでに成長することができました。

 電車に続いて貴志駅のリニューアルの話が出てきて、正直大いに迷いました。
戦前からの地域の思い出を残すか、それとも新しいコンセプトで駅を造るかを思案した結論は、スーパー駅長たま様に相応しい駅舎であり、木の国和歌山県の紀の川市の表玄関に相応しい駅舎を造ることでした。

 私が水戸岡先生に注文をつけたのは、たま駅長にふさわしい駅舎であることと、和歌山県産の檜皮葺にするの2点だけでした。水戸岡さんは、エコでネコロジーをテーマに擬猫化された素晴らしいデザインを考えてくれました。

 建物をハコモノと言いますが、この箱はたまをモデルにした駅舎としてだけでなく、たまの駅長室、たまカフェ、たまギャラリーやお社などまさにたま(玉)手箱です。檜皮はじめ和歌山県産の地産・地消の自然素材を中心にした貴志駅舎は、世界に二つとない駅舎になり、地域の誇りとなるでしょう。この駅舎が和歌山県、紀の川市の名物になって、地域の発展に寄与して、そのうえ和歌山電鐵の50年、100年の存続のモニュメントになれば幸いです。

 下記は水戸岡氏+ドーンデザイン研究所によるデザインコンセプトです。

 究極のエコ・ネコロジカル建築「貴志駅+たま駅舎」・水戸岡鋭治+ドーンデザイン研究所

 住民の、住民による、住民だけでない皆さんのための鉄道路線として広く共感を呼んでいる貴志川線。

 沿線を越えて全国的な人と文化と経済交流の結節点をつくったのが、想定外のキャラクター「たま」であることは言うまでもない。いまやあちこちで就任している動物駅長のさきがけであり、動物界の一大現象を巻き起こした。
それゆえ貴志駅設計デザインのコンセプトが「たま駅長のためのエコ建築」であっても不思議ではないだろう。

ネコの顔をした、たまの棲む家
貴志川線のシンボル、たま駅長をデザインのモチーフとして前面に打ち出した。
擬人化ならぬ「擬猫化」(ぎびょうか?)された駅舎である。

駅舎外観 
遠くまで見通す光る「目」と、どんな音も聞きもらさない「耳」をつけた屋根は、地元のヒノキの皮を張り重ねた伝統の工法、檜皮葺(ひわだぶき)。
「擬猫化」といっても、メルヘンチックというより伝承の民話・説話の世界に近い。
洋のようでありながら和の郷愁を感じさせるたたずまい。

駅舎内部
木、石、土、レンガ、ガラスといった天然素材による、大きな土間のような空間は、ネコ好き・鉄道ファンでない人をもゆったりやさしく包みこむ懐かしさに満ちている。
・柱や梁が美しく組まれた、たま好みの屋根裏。ここに駅長が放たれる時間ができたら、どんな風に楽しんでもらえるか。

ホーム
お客様やサポーターの皆さんへの感謝の気持と安全安心の祈りをこめて、3
つのテーマをもつ「お社」を建立。
・ いちご神社(電車と果物はじめ農作物)
・おもちゃ神社(電車とおもちゃや遊具)
・ネコ神社(電車とねこや動物全般) を祭る。
渋谷のハチ公、浜松町の小便小僧のような名物スポットになれるか

           
駅を囲んで
季節を彩る桜(たまお気に入り)かえで、もみじ、くす、けやきなどを植え、樹木で駅を守る。
いつか森の駅になるように、小規模な植栽ではなく樹木を選ぶこと。

その他
たま駅長室、たまトイレ たまカフェ たまショップ、たまギャラリーを併設する。
(2009.10.20)

(続く・・・)

6 件のコメント:

  1. おはようございます♪
    たま駅舎第二弾、ありがとうございます。
    森林国和歌山にふさわしい檜皮葺きの駅舎は、本当に素晴らしいアイディアですね。
    完成が楽しみです。

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  2. しげやん^-^おはようございます^^
    タマ効果のおかげで貴市駅もリニューアルできるんですね^^
    タマのおかげでだいぶ儲かってるのでしょうね^^ふふ
    この社長のアイデアは凄いね^-^
    今度完成したら今までとは違ってゆっくり見れそうかな?^^
    とにかく完成が楽しみですね^-^
    しげやん今日は朝から雨降り出したよ^^

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  3. RE: EYASUKOさん
    現在は桧皮葺の材料と葺職人が少なく難しかったようですが
    会社の熱意が通じたのか桧皮と加工職人さんの確保ができた
    そうです。地元高野山の総本山である金剛峯寺や宿坊、熊野
    本宮大社などは桧皮葺です。これらから引き回したようです。
    紀州、木の国といわれ木の神さまといわれる「五十猛命」を
    祀った有名な神社もあります。古来から木とは縁が深いです
    このシリーズはあと2回あります。お楽しみ下さい。

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  4. RE: atitiさん
    和歌山電鐵は岡山電気軌道の子会社として南海が撤退のアト
    を受けて貴志川線を存続のため発足しました。官の支援や
    民間の「貴志川線を守る会」のメンバーの熱心なボランテァ
    的サポート等により、乗客数も増加し営業成績も改善されて
    来ています。
    「餅は餅屋」という言葉通り、南海電鉄のような大会社でなく、似合の電気軌道会社が引き受けてくれて復活のメドが立
    ちつつあります。このの小嶋社長さんは、なかなかのやり手で、かつアイデアマンです。それに貴志川線復活にかける
    意気込みは凄いです。全国ローカル鉄道のモデルになる、
    日本一のローカル鉄道会社になる目標で頑張ってられます。
    経営者としても有能です。復活間違いなしです!
    完成すれば名所が一つ増えることになります。タマとたまス
    テーション、両方で見物客が押すな押すなになりそうです。
    しげヤン、天気が悪いので家でゆっくりです。

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  5. 動物の一年は長いので
    気合をいれて
    改築しないといけないですね。

    元気ですよ!
    同人誌の締め切りがあって
    仕事の締め切りで
    苦しい二重奏でした。
    楽になったのでまず訪問しました。

    5月ですね~。
    連休はたっぷり
    お孫さん孝行なさったのでしょうか。
    やりたいことがありすぎて
    追いつきません。明恵もあるし。
    自分が年齢を重ねることが
    力になっていくことも実感できています。
    体力つけないといけないです。


    しかし、その駅には
    猫アレルギーの娘とは
    いけないんだなと思います。

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  6. Re: ばっちゃんさん
    孫共の成長ぶりスゴイですよ!この前はお正月でしたので、
    まだ4ヶ月しかたってませんが、パソコンの操作を覚えて
    いて、自分で入力して好きなプログラムを引き出して遊ぶ。
    どこで、そんなことを覚えたのか聞いてみたら、小学校に
    PCを何台か置いている教室があり、PCの使い方も教えて
    くれるそうです。そういうこともあり、小学校2年生になっ
    たばかりの下のほうの孫にPCを占領されづくでした。
    子供の成長には只々驚くばかりです。それに比べてこちとら
    は縮こまってゆくばかりです。
    ばっちゃんさんのお母さんと年齢はさほど変わりませんから
    、推して知るべしお察しの通りです。
    気はまだ若い積りでも、身体がついてゆきません。トホホ!

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